フィンランドのハブ空港であるヘルシンキ・ヴァンター空港。多くの旅行客はここから、フィンランドの各地方や首都ヘルシンキ中心部を目指すことになります。

近年はヘルシンキへの移動手段としてバスのほかにも直通の鉄道が増えて今までよりお得に行きやすくなりました。2017年1月現在の交通手段についてまとめてみました。

空港からヘルシンキ市内への行き方

ヴァンター空港からヘルシンキへのアクセスとして、公共交通手段は次の3つです。

空港バス

空港には、フィンランドの航空会社「フィンエアー」が運営しているシティ・バスがあります。

乗り方は、ターミナル2(国際線ターミナル)を出ると、左側にすぐにフィンエアーの停留所があるので、そこから約40分ほどかけてヘルシンキ中央駅に到着します。

料金は片道6.3ユーロ。運行は午前5時45分から翌午前1時10分まで。

運行間隔に注意

新たな交通インフラとしてヘルシンキを結ぶ電車が開設されたことで、バスの運行本数は以前の半数程度になっています。昔は約20分間隔で出ていましたが、現在は約40分とやや不便になりつつあります。

市バス

ターミナル2を出た直後、空港バス停留所とは反対側、つまり右側を見ると市バス(615、620番)の停留所があります。ここからヘルシンキ中央駅の駅前広場まで結んでいるバスです。

定番の旅行ガイド本「地球の歩き方」2014年版によると、当時は1時間に7本程度運行していたそうですが、こちらも空港バスと同様に電車の開通によって本数が減少していることが予想されます。

空港から中央駅までは、月曜から金曜は朝6時半から翌午前0時半、土曜は朝7時から翌午前1時5分、日曜は午前6時5分から翌0時半まで運行(現在では変更となっている可能性があります)。

逆にヘルシンキ中央駅から空港まで出ているバスもあります。こちらは始発は午前5時台から、最終便は夜22時後半(土曜は23時半)まで運行している。所要時間はフィンエアーバスと同程度です。

値上がりにご注意

料金はフィンエアー・シティ・バスより少し安い5.5ユーロでした。以前は5ユーロでしたが、私が旅行に行ったら値上がりしていたので注意してください。

新たに開設された直通鉄道(リングレール)

ヘルシンキ近郊列車の券売機

ヘルシンキ近郊列車の券売機(中央左)。右側は長距離用=ヘルシンキ中央駅で

ヘルシンキ中央駅へと続く鉄道が2015年7月に開設したことで、アクセスは飛躍的に向上しました。中央駅と空港をぐるぐる回っているので「リングレール」と呼ばれています。

電車に乗るには、ターミナル2から外に出ずにターミナル1との中間点を目指して歩きましょう。すると、電車のマークをしたシンボルが見えてきます。

2018年に訪れた際のフィンランド公共交通の券売機のデザインが変わっていた

ヴァンター空港にある券売機。ヘルシンキを目指すなら右側の青い券売機でチケットを購入しよう。ちなみに手前は国鉄(VR)の券売機で、遠くの地方都市に行く際に買う(2018年1月撮影)

シンボルの近くには、電車の券売機がありますので、こちらでヘルシンキへと向かうチケットを購入しましょう。

券売機は2種類。近郊列車と長距離列車があるので選択には注意したいところです。緑色の券売機は遠くの地方都市に行くために使う国鉄(VR)券売機で、青い券売機がヘルシンキ公共交通(HSL)が運営する近郊都市移動用のチケットです。

ヘルシンキまでは5ユーロで行ける(重要)

なお、Allaboutの情報によると、ヴァンター市からヘルシンキまでを結ぶチケットの価格は5.5ユーロと書いてありましたが、2017年1月現在、実際はヘルシンキまでなら5ユーロで行くことができます。

ヘルシンキ公共交通チケット

ヘルシンキ公共交通チケット。5ユーロでヴァンター空港からヘルシンキ中央駅まで行ける

Allaboutは情報が少し古いと思いますので注意しましょう。私たちはこの情報を鵜呑みにして行ったら5.5ユーロのチケットが販売されておらず、どれを選べば良いのかわからず右往左往しました。

電車のシンボルがある場所から地下へと下るエスカレーターに沿って歩き続けると、地下鉄のホームにたどり着きます。シンボルの前には電車の券売機がありますが、地下鉄のホームにも券売機があるので、混んでいるようならスルーしても構いません

ホームにはP線とI線の2つがあり、左右から電車がやってくるので、どちらに乗ればよいのか混乱するかもしれません。ただ、これはどちらに乗っても最終的にはヘルシンキ中央駅に続いています。電車はほぼ10分に1本のペースで運行していました。

リングレールという名の通り、ヘルシンキ中央駅とヴァンター空港を結ぶ鉄道路線は環状線になっており、列車は二点間を各駅停車でぐるぐる回っているのです。

ヘルシンキ近郊の路線図

ヘルシンキ近郊の路線図。中央の環状線が空港とヘルシンキ中央駅を結んでいる

どちらが早くヘルシンキ中央駅に着くかといえば、P線を選ぶことです。といっても、数分の差しかありません。ヘルシンキ中央駅からヴァンター空港にいくには、逆にI線を利用したほうが少し近いです。

ヘルシンキ中央駅

ヘルシンキ中央駅に停車しているヘルシンキ公共交通(HSL)の列車。左の国鉄列車(VR)と比べるとサイバーでかっこいい印象を受ける

ヴァンター空港内は空調が効いていて暖かいのですが、地下に降りていくうちに寒くなってきますので、地下へと降りる際には服装にも注意したいところです。入国してからフィンランドの寒さを初めて肌で感じたのが鉄道でした。

券売機の買い方で四苦八苦

ようやくフィンランドについてさあ地下鉄に乗るぞという最初の一歩で、私たちはいきなりつまづきました。

何に困ったかといえば、券売機でのチケットの買い方です。これについては別項で詳しく書きました。

【2018年版】フィンランドで困った列車券売機の利用方法

2017.02.27

ただ、一度鉄道チケットの買い方を覚えればこちらのもの。ヘルシンキ中心街への快適な移動は、空港バスでも市バスでもなく、新設された鉄道を強くおすすめします。ちなみにタクシーという方法もありますが、べらぼうに高いので絶対におすすめしません。

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