8年ぶりの国外旅行。前回も今回もエコノミーで、座席の狭さはちょっと苦痛でしたが、それなりに楽しく乗れました。
今回は中部国際空港(セントレア)からフィンエアーを利用しました。直行便で行きは約9時間40分、帰りは10時間ちょっとかかりました。
機内で映画やゲームが楽しめる
ちなみに、前回のインド旅行(2008年末)で利用したのは行き帰りともにエアチャイナ(北京でトランジット付きの格安コース)。
あの時は初めて飛行機に乗ったものでしたからこんなものかと思いましたが、機内には娯楽が全くと言っていいほどなく暇でした。
今回もそうなのかなあと妻に話すと「機内で映画見られるしゲームもできるよ」。へえー、そりゃあ退屈しないなと思いながら機内へ。
てっきり映画はみんなで同じ作品でも観るのかなと勘違いしていました。観光バスについているテレビで昔の映画を観るような感覚かなあと。
洋画が中心…「君の名は」発見!
無事に飛行機の高度も上がったところでさて映画でも…と思って前の座席の背面パネルをいじりながら映画を選択。
ホームアローンにX-MENなどなど新旧さまざまな候補こそたくさんあるけれど、洋画をほとんど観ない私には興味のない作品ばかり。
あーあ、こりゃあエアチャイナの時みたいに、飛行機の現在位置でも眺めながら首を長くして待つか、などとタッチパネルをどんどん進めていくと、一瞬、目を疑うタイトルが現れました。
「『君の名は』が入っている!」
なんと、2016年に記録的メガヒットとなった新海誠監督のアニメ「君の名は」が見れるではありませんか。
実は私、この時まで一度も映画は見ていなかったのです。一年もすれば金曜ロードショーあたりで地上波初登場となってくれるだろう、みたいな期待を込めていたものですから、お金を払ってまで見に行かなくてもいいかな、と思ってしまったのです。
本当に見れるのかなと半信半疑になりながらディスプレーをのぞくと、当たり前ですが本当に全部観ることができました。
しかも10時間近く何もすることもないので、3回も見てしまいました。さすがに2回目の途中で飽きてきましたが、せっかくだから内容を暗記するくらい見てやろうと思って。
内容はそんなに大ヒットする話かと思ってしまったのが正直なところですが、RADWINPSの音楽はマッチしていていいなと思いました。
しかし、スクリーンで上映が始まって半年も経たないうちに飛行機で上映してしまっていいんですかね。いや、私は得をした気分になりましたけど…。
3回見てもまだモスクワにもたどり着かず
映画は約2時間。連続で3回見てもせいぜい6時間半というところです。まだ飛行機はモスクワにも到着していません。
日本人が多く乗るならもっと邦画を充実させてもいいんじゃないかなあと、フィンエアーにはこの場を借りて注文をつけておきましょう。
フィンランドはヨーロッパで一番近い都市と言われていますが、それでも全然遠い。
こんなことなら、空港で本でも買っておけばよかったなあと軽く後悔しながら、起きちゃ寝てを繰り返しました。
初めてヨーロッパ(アメリカもそうですが)に行く方はちゃんと暇つぶしを持って行きましょう。
「俺は『君の名は』なら何回でも観れる」という方には、飛行機はぴったりですね。
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