ヘルシンキのホテルはどれもおしゃれなデザインを売りにしたものばかりで、どこに宿泊しようか選ぶのに迷っている人も多いはず。元刑務所を改修したりフィンランドの神話を題材にしたりと、特徴を売りにしたホテルも気になるところ。今回はヘルシンキでおすすめしたいクセが…もとい個性が強いホテルを集めてみました。

レーティングについての注意事項
  • 宿泊施設クラスはエクスペディアから引用
  • アクセスとコンセプトは筆者がヘルシンキ旅行を体験した上での独断と偏見によってつけています

カタヤノッカ:ヘルシンキの刑務所を改修したホテル

ホテル・カタヤノッカの評価

宿泊施設クラス:★★★★
ヘルシンキ中央駅からのアクセス:★★★
コンセプト:★★★★★

ホテル・カタヤノッカのホームページ。シックというかどこか重たい雰囲気は、元刑務所というイメージも売りにしているのだろう

ホテル・カタヤノッカのホームページ。シックというかどこか重たい雰囲気は、元刑務所というイメージも売りにしているのだろう

ヘルシンキで最もアクの強いホテルとしてまず知っておきたいのはホテル・カタヤノッカです。

カタヤノッカのテーマは「escape the ordinary(日常からの脱出)」。その特徴は刑務所を改修したホテルというからビックリ。

ヘルシンキのスカイウイールやウスペンスキー寺院に近い港地区にあり、1837年から2002年まで主に政治犯を収容していた刑務所だったそうです。

ちなみに、グーグルマップの俯瞰図から見ると、建物は周りが塀に囲まれ、十字の作りをしているなど、刑務所の特徴をそのまま残したホテルとなっています。

ホテル・カタヤノッカの外観。周りが塀に囲まれており、十字の作りをしているのがいかにも元刑務所っぽい(グーグルマップより引用)

ホテル・カタヤノッカの外観。周りが塀に囲まれており、十字の作りをしているのがいかにも元刑務所っぽい(グーグルマップより引用)

もちろん、客室は監房を改装したものなのですが、驚くほどモダンな作りに生まれ変わっています。ただ、部屋の窓は小さいなど監房としての名残をしっかり残しているホテルなのです。全体的にダークトーンでシックなあたりもイメージを踏襲していると思われます。

ホテル・カタヤノッカのホームページから。元刑務所らしく部屋は黒を貴重としたシックな空間だ

ホテル・カタヤノッカのホームページから。元刑務所らしく部屋は黒を貴重としたシックな空間だ

かつて囚人が集まって食べていた食堂はレストランとなり、囚人服や看守風の制服を着たスタッフがもてなしてくれるホテルとあって人気を集めています。

2019年6月に開かれたワールドトラベルアワードにおいて、フィンランドの先進的ホテルとして表彰されるなど、世界的にも高い評価を受けているホテルです。

宿泊費もなんとなく高そうなイメージはありますが、通常の相場では15000円ほどで泊まれそうです。

唯一ネックなのはヘルシンキ中央駅からちょっと遠いことでしょうか…。慣れれば問題ないと思いますが、初めて行く方は慣れないトラムを使うでしょうし、少し大変かもしれません。

クラウスK(クルキ):フィンランドの民族叙情詩「カレワラ」をイメージ

ホテル・クラウスKの評価

宿泊施設クラス:★★★★
ヘルシンキ中央駅からのアクセス:★★★★
コンセプト:★★★★

クラウスKホテルの外観(グーグルマップより引用)

クラウスKホテルの外観(グーグルマップより引用)

「フィンランドの伝統とモダンの融合」をテーマとしたホテル「クラウスK(クルキ)」は、エスプラーナディ公園の西端にあるスウェーデン劇場が一望できる場所にあります。

ホテルのテーマがモダンなのはわかるけど、フィンランドの伝統ってなんだ?と思った方もいるでしょう。フィンランドには「カレワラ」という昔ながらの叙情詩があり、日本でいうところの桃太郎や浦島太郎みたいな神話が脈々と語り継がれているのです。

クラウスKのルームは、基本的に叙情詩カレワラをイメージしてデザインされています。部屋の名前の「ENVI KING」などいかにも昔話に出てきそうですね。

クラウスKの部屋「EVIL KING」の外観(ホームページより引用)

クラウスKの部屋「ENVI KING」の外観(ホームページより引用)

このほか、スペシャルルームとしてフィンランドのビジュアルアーティスト「カーチャ・トゥキアイネン」がデザインした部屋もあるなど、それぞれの部屋が独特の世界観を持っています。

どちらかといえば正直、カレワラうんぬんよりもカーチャ・トゥキアイネンの部屋のほうがインパクトがありますね…。

フィンランドのビジュアルアーティスト「カーチャ・トゥキアイネン」がデザインした部屋(ホームページより引用)

フィンランドのビジュアルアーティスト「カーチャ・トゥキアイネン」がデザインした部屋(ホームページより引用)

ホテル・ヘルカ:客室家具がアルテックで統一

評価

宿泊施設クラス:★★★★
ヘルシンキ中央駅からのアクセス:★★★★
コンセプト:★★

ホテル・ヘルカのホームページより引用。部屋はアルテックの家具であふれている

ホテル・ヘルカのホームページより引用。部屋はアルテックの家具であふれている

ヘルシンキ西部市街地にあるホテル「ヘルカ」は、フィンランドデザインの巨匠、アルヴァ・アアルトの家具を扱う「アルテック」とコラボしたデザインホテルなのです。

シンプルさと木材の曲線美が印象的なアルテックは日本でも高い評価を受けており、日本人の宿泊者も多いとか。フィンランドデザインの象徴ともいえるアアルトに囲まれて旅を満喫したい方は、ヘルカを選べば間違いなしです。ただ、コンセプト的にはフィンランドならそこら中にあふれていそうな気もします。

ヘルカには無料のサウナも付いているので、本場のサウナをぜひ利用してみましょう。

ヘルシンキ市立美術館(HAM)や岩でできたテンペリアウキオ教会など観光地からも近く、地下鉄カンピ駅も最寄りにあるため郊外への移動もスムーズだと思います。

グロ・ホテル・アート:映画「雪の華」のロケ地にもなった中世風ホテル

評価

宿泊施設クラス:★★★★
ヘルシンキ中央駅からのアクセス:★★★★
コンセプト:★★★★

グロ・アートの外観。中世のお城風みたいでエキゾチックだ(グーグルマップより引用)

グロ・アートの外観。中世のお城風みたいでエキゾチックだ(グーグルマップより引用)

石造りの外観がどこか中世的な雰囲気を醸し出しているホテルが「グロ・アート」。ヘルシンキ南部市街地の通称「デザイン地区」にあります。

建物は1903年に、現在でいう工科大学の学生組合によって建てられたアール・ヌーボー建築です。

2019年に公開された映画「冬の華」でロケ地として使われたホテルとして、日本では知られるようになりました。

グロ・アートの外観や内装。アールヌーボー建築が印象的だ(ホームページより引用)

グロ・アートの外観や内装。アールヌーボー建築が印象的だ(ホームページより引用)

グロ・ホテルグループは「アート」の他にも、ヘルシンキ中心街にある「クルーヴィ」、エスポー市にある「セロ」、ヴァンター空港にある「エアポート」の計4店を展開しています。

グロ・アートのマリメッコルーム。上級クラスの部屋で、かつ当日に空いていないと選べないそうだ(写真はホームページから引用)

グロ・アートのマリメッコルーム。上級クラスの部屋で、かつ当日に空いていないと選べないそうだ(写真はホームページから引用)

また、「アート」と「エアポート」にはそれぞれ「マリメッコルーム」が用意されており、部屋中がマリメッコ雑貨に囲まれて泊まることができるようです。

ただし、ホームページによるとマリメッコルームは上級クラスの部屋で、かつ事前予約はできないとのこと。チェックイン時に部屋が空いているかどうか聞くまでは泊まれるかわからないそうです。

ホステル・スオメンリンナ:ヘルシンキの世界遺産で一泊できる

評価

宿泊施設クラス:★★
ヘルシンキ中央駅からのアクセス:★
コンセプト:★★★★

ホステル・スオメンリンナのホームページより。レンガ造りの外観がフィンランドの歴史を感じさせる。奥に見えるのはスオメンリンナ教会

ホステル・スオメンリンナのホームページより。レンガ造りの外観がフィンランドの歴史を感じさせる。奥に見えるのはスオメンリンナ教会

かつてのヘルシンキの海上要塞で、世界遺産に登録されている「スオメンリンナ島」にも宿泊施設があります。とはいえホステルなのでホテルとは性格がやや異なります。

2人部屋から大人数部屋まで用意されており、その分一泊の価格は安価ですが、バックパッカー向けのお大部屋から家族連れの個室まで幅広く宿泊することができます。ただ、部屋数は計8部屋39ベッドと限られているため、すぐに予約が埋まってしまう傾向にあるようです。

ホステル・スオメンリンナのホームページより。個室も用意されているので家族連れでもプライベートが保証されている

ホステル・スオメンリンナのホームページより。個室も用意されているので家族連れでもプライベートが保証されている

外観は世界遺産の雰囲気をそのまま残したレンガ造りのレトロな作り。共有施設にはボードゲームなどがあり、みんなで楽しめるようです。朝食は1人約8ユーロで、事前予約が必要とのこと。

よくも悪くもユースホステルなので、ホテルのようなゴージャス感は期待できませんが「世界遺産に泊まれる!」という特別感だけでも満足できるのではないでしょうか。

また、スオメンリンナは離島なので港から出ている定期船で行かなければなりません。アクセス的には便利とは言えません。1泊するくらいがちょうどいいのかもしれませんね。

ヘルシンキでしか泊まれないホテルを選ぼう

ヘルシンキにある変わったコンセプトのホテルを紹介させていただきました。ヘルシンキは街自体がスタイリッシュでデザイン性あふれています。ただ、どのホテルに泊まってもおしゃれだからこそ「ここでしか泊まれないホテル」という独自感が大事であり、際立たないと旅の思い出にも残りません。フィンランド旅行をより特別なものにするため、ちょっと変わり種のホテルを選んでみませんか。

紹介してきたホテルは旅行代理店のパック旅行では、提携しているホテルしか選べないので、選択肢にないかもしれません。そんな時に役に立つのは予約サイト「エクスペディア」です。

エクスペディアはホテル単体で予約しても安いのですが、航空券との組み合わせだと宿泊料金が割引になるのでお得です。ただ、安い代わりにキャンセルが効かない契約事項なども書いてあるので注意しましょう。

日本人に使いやすいホテルを利用するのも手

ヘルシンキの変わり種ホテルに泊まるのは旅の楽しみかもしれませんが、異国での旅を楽しくするには「日本人にとって使いやすいホテル」に泊まるのもスマートな考えといえるでしょう。

国内旅行代理店のパック旅行で紹介されているホテルは、日本人向けのホテルと言えます。何が日本人向けなのかというと、ホテル館内の案内が日本語で書かれていたり、受付でもある程度日本語が通じたりといった心配りに安心感を感じます。

旅行代理店のパック旅行は同じ旅行日程、同じホテルでも価格差があります。JTBやHISのような大手よりも、競争を意識した中堅代理店の方が安めです。どのくらい安いのかというと、同じ価格でホテルのランクが1つも違います。大手と中堅代理店の違いは窓口の多さくらいで、ネット上でのサービスには差がありません。

筆者が利用した中堅旅行代理店のウェブサービスで、強くおすすめしたいのは「旅工房」です。

[box class=”blue_box” title=”旅工房のメリット”]

  1. 価格的にも国内最安水準
  2. マイページ形式で【予約案内書】【日程表】【ご出発に関わる重要書類】などが確認できる
  3. 帰国時のアンケートに答えると次回旅行時に使える割引クーポンがもらえる

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旅工房のマイページでは、パスポート情報などが表示されており、チケットが正しく申し込めているのかをウェブで確認することができます。間違いがあれば、企業側に問い合わせて修正してもらうという具合です。

2019年のフィンランド旅行で旅工房を利用した時は、キャンペーンでマリメッコのポーチが付いてきたのもうれしかったです(常にもらえるわけではなさそうですが)。帰国後にアンケートに回答したら、次回旅行時に2000円割引となるクーポンももらいました(期限は1年以内)。

以上の経験から、旅工房は価格もサービスも合格レベルの旅行代理店だと言えます。海外に不慣れな方にもぴったりですよ。
おすすめの中堅旅行代理店「旅工房」

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