フィンランドの国民的アパレルブランド「マリメッコ」。私の妻も大好きなブランドなので「現地で買ったら安いかも」とヘルシンキ旅行の目的の一つとなりました。

実際、マリメッコが現地ショップでどれほど安かったのかが気になる方も多いでしょう。そんな期待にお答えして、今回はリポートを書き残しました(取材は2017・18年1月に行いました)。

ヘルシンキ中心街にはマリメッコ5店舗

実は、ヘルシンキの中心街だけでもマリメッコの正規店は5店舗もあります。

ヘルシンキ中心街にあるマリメッコ店舗の場所を示した地図

ヘルシンキ中心街にあるマリメッコ店舗の場所を示した地図(公式サイトより)

  1. ミコンカツ店
  2. アレクシンマリクルマ店
  3. ストックマンデパート
  4. フォーラムデパート
  5. カンピデパート

まずフィンランド首都の玄関口、ヘルシンキ中央駅から2〜3分ほどまっすぐ中心街に向かって歩けば、マリメッコのアレクシンクルマ店を発見。

この他にも、巨大デパートのストックマン、フォーラム、カンピ、そしてエスプラーナディ公園に面したマリクルマ店(旗艦店)に出会えました。

ストックマン?カンピ?フォーラム?

ストックマン、カンピ、フォーラムはヘルシンキ中心街にあるデパートの名前です。特にストックマンは北欧最大級のデパートとして有名です。

北欧最大級のデパートとして知られるヘルシンキのストックマン

北欧最大級のデパートとして知られるヘルシンキのストックマン

マリメッコはアパレル品なら日本公式価格の半額

トラムのそばにあったヘルシンキのマリメッコ旗艦店

トラムのそばにあったヘルシンキのマリメッコ・アレクシンマリクルマ店

エスプラナーディ通りのそばにあったヘルシンキのマリメッコ旗艦店

エスプラナーディ通りのそばにあったヘルシンキの旗艦店(ミコンカツ店)

私たちはエスプラナーディ通りの近くにあったマリメッコ・ミコンカツ店に入ってショッピングをすることにしました。

管理人
マリメッコは日本人の店員さんもいて、コミュニケーションが取りやすいから安心して買い物できます

マリメッコ・ミコンカツ店で購入したのは、マグカップ2つ(1個17.5ユーロ)とファブリックバッグ2つ(19.9ユーロ)、そして小さめのトートバッグ(70ユーロ)です。

マリメッコで購入した商品

マリメッコで購入したマグカップ2個とトートバッグ

マリメッコのトートバッグ

マリメッコのトートバッグ

それぞれ1ユーロ122円(2017年1月レート)で計算すると、マグカップは2135円。ファブリックバッグは2427円。トートバッグは8540円でした。

マリメッコの陶器雑貨は日本価格の2割引

では、日本の公式ショップにある同じ商品の価格を比較してみましょう。

公式ストアによると、マグカップは2700円、ファブリックバックは4860円、トートバッグは16200円でした(いずれも税込み)。

マリメッコの日本とフィンランドでの価格差

マリメッコの日本とフィンランドでの価格差

それぞれフィンランドのマリメッコ店舗との差額を比較してみると、マグカップは565円(約21%割引)、ファブリックバッグは2433円(50%割引)、トートバッグは7660円(47%割引)安いことになります。

ここからわかることは、マリメッコは現地と日本での相場の差は陶器系商品はそれほど差がでないものの(とはいえ2割くらい安いのですが)、アパレル系商品は半額近い差が発生することがわかりました。

空港の荷物は「フラジール不可」割れ物にリスク

ちなみに、フィンエアーで荷物カウンターでフラジール(壊れやすいもの)のタグを貼るようお願いしたら、係員に「タグは付けられない(タグがない?)」と言われて、買ったものが入ったキャリーバッグを荒々しくベルトコンベアーに放り投げられました。そういう点も加味して割れ物雑貨を積極的に買うのはおすすめできません

筆者
陶器系商品は重いし壊れやすい。軽くてかさばらないアパレル系商品を購入したほうがリスクは少ないかもね

マリメッコでは免税手続きを忘れずに

そうそう、フィンランド旅行で忘れてはいけないのが免税制度の活用です。

今回、同じマリメッコで購入した商品の合計額は74.8ユーロ(マグカップ2個とファブリックバッグ2個)+70ユーロ(トートバッグ)で144.8ユーロ(17665円)でした。

日本で買うとトートバッグしか買えない値段でも、フィンランドならトートバッグに加えてマグカップとファブリックバッグが2個ずつ買えるほどお得なのです!

さらに、観光客なら同じ店で40ユーロ以上の買い物をすると免税制度が活用できるので、1割程度のお金が払い戻されます。絶対お得なので活用したいところですね。

【2019年版】フィンランド免税店で手続き、空港での払い戻し方法は?

2017年2月2日

手続きを終えて戻ってきた額は合計18ユーロ(2196円)。実質15569円で買い物できました

70ユーロのトートバッグを購入すると9ユーロ戻ってくるのですから、実質61ユーロ(7442円)で購入したことになります。

筆者
日本の公式ストアの半額以下だと、日本で買うのがバカバカしくなっちゃう

フィンランドのマリメッコ限定アイテム

マリメッコのフィンランド独立100周年記念モデルとして販売されたキツツキ柄のトートバッグ

マリメッコのフィンランド独立100周年記念モデルとして販売されたキツツキ柄のトートバッグ

もちろん、マリメッコの本場でしか購入できない限定デザインが購入できるのも大きな魅力でしょう。

2017年はフィンランド独立100周年モデルがたくさん販売されました。17年はもう過ぎてしまったのでお店での取り扱いがあるかどうかはわかりませんが、郊外にあるマリメッコの本社兼アウトレットのヘルットミエニ店なら見つかるかもしれません。

マリメッコの社員食堂で盛り付けたランチ

マリメッコ社員食堂でランチを食べてみた

2018年1月29日
帰国して購入したマリメッコの端切れ生地を並べてみた

フィンランド・マリメッコアウトレットの生地は日本価格の半額

2017年2月24日
マリメッコファクトリーストアのバッグ

【バッグ12000円割引】フィンランド・マリメッコのアウトレット体験記

2017年2月16日
ヘルシンキ中央駅の地下鉄電車

フィンランド・マリメッコアウトレットストアへの行き方

2017年2月15日

結論:マリメッコの日本価格はぼったくりである

日本で買うより、フィンランドで買うと最大で半額(プラス免税)になるマリメッコ製品。買うならファブリック製品がおすすめだということがわかりました。

フィンランドへの旅費を考えるとおいそれと行けるものではありませんが、ついでに行くなら買わない手はないと思います。しかし、マリメッコの日本販売代理店はぼったくりなのではないかと思う値段ですね(汗)

ヘルシンキのマリメッコ・アウトレットは本社機能もあって、食堂ではマリメッコの器に盛り付けてランチを食べることができます。マリメッコが好きな方は夢のランチを体験してみてはいかがでしょうか。

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