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フィンランドに住む人々は、普段どのようなものを食べているのかー。ミートボールやサーモンというイメージこそあるものの、渡航経験が少ない筆者はステレオタイプな見方をしがち。ヘルシンキ観光ではスーパーに立ち寄り、市民が普段食べているものを積極的に食べてみました。
- ヘルシンキには24時間営業のKスーパーマーケットとSマーケットがあった
- 肉や魚は量り売り、野菜や果物がカラフルな配置
- ムーミンデザインの炭酸ジュースが売っている
- お菓子は甘さが強く、日本人の好みではない(と思う)
- 税込みの価格で提示されている
ヘルシンキで24時間営業のKスーパーマーケットへ
我々が訪れたフィンランドのスーパーは「Kスーパーマーケット」。宿泊したヘルシンキ中央駅前にある「ソコスホテルヴァークナ」の隣に、郵便局と挟まれる形でありました。
実はフィンランド初日に市街地を歩いてスーパーがないかを探したのですが、なかなか見つかりませんでした。夜になっていて見つけにくかったというのもあります。1月のフィンランドの夜はマイナス15度とあまりにも寒いため、歩いていたら足の指がつりました。
「首都の中央駅や中心街にスーパーなんてあるのかな」
そう思いながら探し回っていたものの、ソコスヴァークナの隣にあったなんて全然気付きませんでした。
ついでにソコスヴァークナの地下にも「Sマーケット」というスーパーを発見しました(ソコスの頭文字?)。灯台下暗しとはまさにこのことですね。
フィンランドは肉や魚はすべて量り売り
いざスーパーに入店。まず驚いたのは、万引き対策なのかスーパーの店内は入り口がゲート式になっていて、一方通行になっている点。
スーパーの店内は色とりどりの果物が山積みにきれいにならんでいて、思い描いていた外国のスーパーのイメージそのまんまでした。
肉やサーモンはでっかいままショーケースに入っていて、店員さんが量り売りしてくれました。私たちが入ったスーパーだけなのかもしれませんが肉や魚はいずれも切り売りで、ビニールパックに詰めてあるような肉や魚はありませんでした。
筆者がスーパーで特に気になっていたのはジュース。ムーミンがデザインされた350mlの缶ジュース(1ユーロ)でした。味はアップルサイダーといったところでしょうか。
正直、フィンランドの食料は全体的に高いと感じました。でも、ジュースの缶やビンはスーパーにあるリサイクル機に投げ込めば1個につき0.15ユーロが金券として返ってくるんですよ。リサイクル文化が発達していて、さすが北欧だなあと感心しました。
フィンランドのお菓子は甘さが強め?
残念ながら、フィンランドで最初に宿泊したホテル(ソコスヴァークナ)には調理器具がありませんでした。せめて電気ポッドがあればカップラーメンなどのレトルト食品が食べることができたのですが(カウンターで借りることができましたが有料で高かったので使いませんでした)。全体的に満足はできたのですが、唯一不満を持った点です。
ホテルでは調理ができないものですから、出来合いの食品しか買うことができず、節約志向の夫婦は昼食をパンで済ますことも多かったです(字にすると切ない…)。グミなどのお菓子やアイスは甘さが強く、妻はちょっと食べただけで「もういらない」。結局、私が二人分食べることになりました。
高級アイスといえばハーゲンダッツ。フィンランドでも売られていましたが、日本と変わらない値段でした。欧州っぽい(ドイツ?)名前だったので、こちらでは安く買えると思い込んでいましたが、調べてみるとどうやらアメリカ(NY)産らしく、ポーランドの移民が作った会社のようです。
3回目のフィンランド旅行では「世界一まずい飴」として知られるサルミアッキに手を出しました。食の体験レポートは以下のリンクからどうぞ。
フィンランドの「寿司」はスーパーで1貫250円
こんな調子でフィンランドの現地で購入した加工食品は口に合わなかったものですから、3日目にはとうとうスーパーの外にある惣菜店で「フィンランドの寿司」を買って食べだしました。
画像をご覧ください。フィンランドのスーパーで購入した「寿司」の内容は、サーモンとネギトロ状のペースト、カリフォルニアロール的な巻物の3点です。
驚くべきは寿司の値段。合計6貫で11.89ユーロ!1ユーロ125円換算なら、約1500円という計算になります。スーパーの寿司は1貫300円ということになるので、フィンランドでは「寿司」は高級品なのですかね…。
寿司にはしょうゆやわさびがちゃんと付いていて、食べてみると「まあまあ寿司かな」という味。巻物のご飯にゴマが付いていたり、ネギトロのペースト状のネタにはマヨネーズがかかっていたりしましたが、創作寿司は日本でもよくあるので、そこまで驚きはしませんでした。
フィンランドのスーパーのレジはベルトコンベアー式
フィンランドのスーパーで一番驚いたのはレジでした。台がベルトコンベヤーで、店員が機械で台を動かしながらレジ打ちをしていました。前後のお客と商品が混ざらないように、プラスチックの仕切りを置く形で淡々とレジ打ちが進んでいきます。
現地住民は、ほとんどマイバックに購入した商品を詰めていました。フィンランドは環境先進国らしくリサイクル文化がしっかりしていることに感心しましたが、細かいところでは日本のサービスにはかなわないな、と思える場面もありました。
例えば、小分けのビニール袋。スーパーのレジを進んだ先に半透明のビニール袋があるのはフィンランドも日本も同じなのですが、フィンランドはこの袋の作りが破れやすく、最初からしわしわでベトベト。
何にせよ、フィンランドは物価が高い。ブランドショップが立ち並ぶエスプラーナディ通りで夕食をとろうとしたら、看板に「2人で50ユーロ」とか書いてある店ばかりなので、入る気すら起こりません。
ただ、私たちはホテルの朝食が豪華だったので、朝食をたらふく食べて、なるべく外では買わないでおこうという作戦で無事に旅を乗り切ることができました。
フィンランドの食品は13%の税金がかかる
フィンランドでは食料品に付加価値税が13%もつくので、いろんな食品が自然と高くついてしまうのでしょう。でも、商品の価格は全て内税なので、税金を支払いながら商品を買っているという気はしません。フィンランドは税金の払わせ方が上手だなあとも思ってしまいました。
フィンランドでの食事といえば、ヘルシンキでも有名な「アアルトカフェ」に立ち寄った経験も書いておきます。
フィンランドでは度数の高いアルコールは専門の販売店でしか購入できないことをご存知ですか。酒が苦手な筆者がフィンランドの酒専門店「Alko」に立ち寄りました。