私たちは年末年始後の2017年1月下旬、フィンランドの首都ヘルシンキを旅行してきました。日本で旅行に向けて準備する間は「かなり寒いかも」と想定して臨んだのですが、実際は想像よりも寒くありませんでした。ヘルシンキ旅行に向けて準備したもの、実際の気温について紹介します。

ざっくり要点まとめ

  • ・1月のヘルシンキは最低気温がマイナス8〜10度
  • ・湿度が低いせいかそれほど寒くない
  • 靴用カイロは中敷タイプを買おう

ヘルシンキはそれほど寒くない?

ヘルシンキに最も近いヴァンター空港では外に出ることはありませんでした。

空港から出ている直通電車でヘルシンキ中央駅に到着した時に感じた時の感想です。

「あれ?想像よりも寒くない」

北欧というと、とにかく雪が多くて寒いイメージばかり先行していましたが、感じた寒さは日本のそれと大して変わりません。

実際に気温を調べてみました。

現地の大手紙「ヘルシンギン・サノマット」(2017年1月24日付)を開いてみると、天気図が載っていました。

ヘルシンキの天気と気温

ヘルシンキの天気と気温(ヘルシンギン・サノマット、2017年1月24日付)

この日のヘルシンキの予想最高気温は昼でマイナス1度、最低気温は午前0時のマイナス8度と書いてありました。

日本でいうところの真冬日なのでしょうが、私はてっきり昼間でもマイナス10度はいくのではないかと思っていただけに少し拍子抜けしました。

感覚としては、私が住んでいる名古屋よりも少し寒いくらい、岐阜や長野の盆地よりもわずかに暖かいくらいだと思います。おそらく、北海道の旭川や稚内のほうが寒いのではないかと思います。

管理人
北部のラップランドなどでは最低気温がマイナス15〜20度となるのが当たり前のようです。オーロラを見に行く方は、ヘルシンキとは段違いの寒さとなることが予想されますので注意しましょう。

ヘルシンキでは靴用カイロは必需品

決して暖かいとは言えませんが、思ったよりも寒くない1月のヘルシンキ。滞在はわずか3日半程度でしたが、振り返ってみると晴れの日が少なかったような気がします。

日の出も午前9時過ぎと日本の冬と比べても2時間ほど遅く、日の入りも午後4時とかなり早いこの時期は日の出より少し前にホテルを出て、夕方前までには観光を終わらせるのがよさそうです。

旅行期間中は終始曇りがち。昼間も小雪がぱらついて外にいると少しずつ体温が奪われていきます。

この時期に観光をするなら日本の冬と同じ装備をするのは言うまでもありませんが、貼るカイロを準備することをおすすめします

特に足先を温めることが重要。ヘルシンキ初日の夜に市内を歩いていたら、慣れない路面に気をつけながら歩いていたのと足の冷たさで、指先が完全に冷えて指の付け根部分がピーンとつってしまいました。こうなると、歩くことすらままならず、死ぬ思いでホテルに逃げ帰りました。

貼るカイロは腰につけよう

こうならないためにも貼るカイロや靴の中に入れるカイロは必需品です。

カイロを貼る場所としては、後ろ側の腰付近に貼っておくと、腰から全身へと血流がめぐって効率よく温まることができます

つま先用カイロは歩いているうちにずれるので貼る用がおすすめ

2017年の旅行で私が使ったのは、足のつま先用カイロです。

この商品は、靴下に直接貼るタイプの足用カイロです。

私たちも靴用カイロこそ持参したものの、つま先に入れておくタイプのものを購入しました。

一応滑り止めはついていましたが、歩いているうちにカイロがだんだんずれてきてしまい、温めたいつま先から離れていくことに

ここから得た反省としては、靴のつま先に入れておくタイプではなく靴下に直接貼るタイプのものを購入するのが望ましいという結論を得ました。

(2018年2月2日追記)2018年1月のヘルシンキ旅行では、靴全体を覆う中敷タイプのカイロを買いました。

使った感想としては、靴の中では滑りませんし、靴全体がポカポカして無敵になったような気がしました。

ヘルシンキは滑りやすい路面にも注意

ヘルシンキの中心街は除雪されているものの、所によってはぐしゃぐしゃに溶けた雪が足にまとわりつき、日陰はアイスバーンとなって凍りついてました。

旅先で転んでけがをするのは避けたかったため、かなり慎重に歩きましたがそれでも何度か滑りそうになったのも事実。

その一方で、現地の人たちは雪に慣れているせいか歩くスピードの速いこと。中には自転車をひょうひょうと乗りこなしている人もいて、びっくりしました。

現地の人は環境に慣れているので雪道もへっちゃらなんでしょうね。

2回目のヘルシンキ旅行は雪だらけ

(2018年2月2日追記)2018年1月のフィンランド旅行では、3泊5日の期間中はずっと雪でした。

日本でもニュースで「最強寒波」の到来が話題となっていたころのこと。北欧はどうかなあと思って着いたら、いきなり豪雪でびっくりしました。現地の人も「ヘルシンキでこんなに吹雪くのは珍しい」と話していたほどです。

ヘルシンキ中央駅付近にあるビルの温度計を見ると、朝の気温はマイナス10度でした。ただ、体感ではそれほど寒くは感じなかったというのが本音です。

ヘルシンキの雪は日本とは違って、都会にもかかわらずさらさらしたパウダースノー。湿気を含んでいないため、雪を踏んでもぐしゃっとならずに片栗粉を踏みしめているような感覚でした。靴もあまり濡れずに歩くことができましたが、雪が軽いため、地吹雪が起こりやすくたびたび視界がさえぎられました。

管理人
北海道や東北、北信越に住んでいる方は、フィンランドの気候と似ているので、ヘルシンキに関してはとりわけ寒いとは思わないはず。ただ、旅先では油断は禁物なので、注意深く歩いて旅を楽しんでください。

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