これからフィンランドや北欧を複数国旅行する予定の方は、パスポートの有効残存日数に気をつける必要があります。残存日数が迫ってきていると、パスポートは使い物にならないケースがあります。今回は北欧旅行に必要な旅券の残存日数や、国外運転免許証、お得な国際学生証の話を取り上げます。

パスポートはシェンゲン協定に注意

北欧旅行では、日本人なら6カ月間で90日以内の滞在ならビザは不要となります。もし、商用や留学目的で90日以上を滞在したい場合は、前もってそれぞれの国の大使館に問い合わせておきましょう。

パスポートの有効残存日数はデンマーク、ノルウェー、スウェーデンの3カ国とフィンランドでは異なる点に注意が必要です。

デンマーク、ノルウェー、スウェーデン…日本帰国予定日までOK。他のシェンゲン協定加盟国も渡航したい場合は、シェンゲン協定加盟国出国予定日から数えて3カ月以上が必要となる。

フィンランド…フィンランド出国予定日から数えて3カ月以上であること。

フィンランド入国時の注意点
フィンランドは入国の際に、帰りの航空券を求められることがあるので用意しておきたい

国外運転免許証ってどうやって取ればいいの?

北欧旅行でもし車を運転することになる場合、国外運転免許証が必要となりますよ。国外運転免許証は英語で「International Driving Permit」といいます。

しかし、どうやって国外運転免許証を取得すればよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。申請自体は免許センターか試験場、もしくは指定の警察署で必要書類を提出して所定の手数料を払えば申請ができる。

国外運転免許証申請時の必要書類は以下の通り。

  1. 所持する有効な運転免許証(有効期限の切れた国外運転免許証をもっている場合は、その免許となる)
  2. 有効なパスポートなど渡航を証明するもの(コピーや申請中の場合は旅券引換書でもよい)
  3. 写真1枚(縦5×横4センチ。上半身正面、無帽、無背景、6カ月以内に撮影。モノクロ、カラーは問わない)
  4. 窓口にある申請書と手数料2400円
免許証はいつ発行される?
国外運転免許証は免許センターなら、その場で発行が可能。有効期間は1年間となる

お得な国際学生証を取得しよう

学生ならユネスコ承認の国際学生証を取得しておくと、世界120カ国の博物館や美術館、史跡などの入場料や交通機関などが割引で利用できるということをご存知でしょうか。

また、身分証明書としても有効ですし、緊急時は24時間年中無休でヘルプラインが利用できますので渡航前にぜひ取っておきましょう。

肝心の取得方法は以下の通り。大学生協事業センターや、日本ユースホステル協会で発行してもらえます。証明書は「STUDENT」と「SCHOLAR」の2通りがあります。

  • STUDENT:大学、短大、大学院生、高専4・5年生、専門学校本科生
  • SCHOLAR:中学、高校生、高専1・2・3年生、高等専修学校、専修学校一般課程の本科生
  • 有効期間:毎年12月1日〜翌々年の3月31日までの最長16カ月
  • 登録手数料:1430円(即時発行、郵送は1700円で10日程度かかる)
  • 必要書類:申請書、学生証のコピーか在学証明書、照明用顔写真(縦3.3×横2.8センチ、6カ月以内のもの、モノクロやカラー問わず)

まとめ

パスポートの有効残存期間については、シェンゲン協定加盟国をまたいで旅行したい場合と、フィンランドを訪れたい場合は出国予定日から3カ月前という条件があることに気をつけましょう。

調べてみて初めて知ったのですが、国外運転免許証って講習や試験はいらないんですかね。急に左ハンドルで運転したら事故を起こしそうで怖いと思うのですが…。外国で運転する際にはくれぐれもお気をつけくださいね。

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