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海外へ渡航するのにパスポートは必須です。厳格な書類ですので、間違いは許されません。
初めてパスポートを取得する方は身構えてしまうでしょうし、更新期限を迎えた方で数年前の手続きを忘れてしまった方も多いのではないでしょうか。今回は筆者が実際に旅券発行センターでパスポートを更新しましたので、その時の経験を備忘録としてメモしておきます。
これだけは覚えておきたい
  • アプリなどを通じて自撮りで証明写真を発行すると安価だがおすすめできない
  • どうしても自撮りで望む場合は、写真に占める顔のサイズ、影に注意
  • 大人の場合、発行手数料は5年11000円、10年16000円
  • 今までのパスポートは申請受付で穴を開けて返却される
  • 年末は混雑するので余裕を持って申請したい

パスポート申込書類は自治体窓口でももらえる

正式名称は、一般旅券発給申請書という。申し込み書類は、各都道府県の旅券センターや自治体窓口などに置いてあります。

書類もらったその場で書類に記入するのも良いですが、慌てて書くと間違いのもとになります。書類は一度、家に持ち帰ってから丁寧に記入するのがベターでしょう。

パスポート写真の「自撮り」は要注意

ウェブアプリから印刷した証明写真サービス。

ウェブアプリから印刷した証明写真サービス。本来はパスポートにはおすすめできないことを念押ししておきたい

パスポートを取得する上で最もシビアなのが、顔写真の撮影です。
顔写真の条件は非常に細かく設定されているため、ここではじかれてしまう方がけっこういます。
顔写真撮影の主な注意点は以下の通りです。
  • 写真のサイズは縦45ミリ、横35ミリ
  • しっかり真正面を向いたもの、傾きや斜めに写ってはいけない
  • 顔の縦の大きさは70~80%程度(30~35ミリ)が望ましい
  • 頭頂の余白は4〜6ミリ、顎から下は6~10ミリ程度の余白が必要
  • メガネはレンズが反射したものはNG
  • 影があるのはNG

パスポート用途で証明写真アプリを利用するのは望ましくない?

本来は街の写真屋さんや自治体窓口の近くにある証明写真機を使えば問題ないのでしょうが、いかんせん価格が800円程度と高い。ただでさえ1万円超の価格を払っているのですから、できれば安価に済ませたいと思うのが人の常でしょう。
最近はアプリから証明写真を作れるサービスもありますが、多くはパスポートの顔写真の利用には推奨していないと注意書きがあります。しかし、私はそんな警告を無視して、コンビニで印刷できるウェブサービスを試してみました。
「ピクチャン」という印刷サービスで、セブンイレブンやローソン、ファミリーマートのコピー機で印刷できます。価格は200円と、証明写真の三分の一以下です。ウェブサイトで撮影した画像をドロップすると、指定したサイズの枠内に顔を収めて画像を登録。送られてきたメールに、受付番号と写真の出来上がり例が載っているので、コンビニのコピー機にお金を投入してプリントしましょう。
撮影はもちろん自宅。背景が白い壁に座り、iPhoneのカメラで妻に撮影してもらいました。しかし、撮影された写真を見て「これは使えない」と感じたのです。
管理人
背景にくっきりと影ができてしまってる…
先にも述べた通り、影があると書類審査で間違いなくNGが出ます。
パスポート写真はなぜ影が写り込むとNGなのか 本人認証を機械で読み取ろうとする際に、影を人の一部として扱うおそれがあるため、誤作動を引き起こしかねないという理由があるそうです(旅券センターの受付の人から聞きました)。

フォトショップで写真背景を青くすることもできるけど…

自分は画像処理が得意なのでフォトショップで写真を切り抜いて背景を入れてもよかったのですが、いかんせん面倒だったので、一眼レフカメラで撮影することにしました。
もちろんストロボを使って影を消すのですが、注意したいのはストロボを直接被写体に当てるのではなく、天井に向けてシャッターを切ることです。被写体にストロボの光を直接あてると、人物が白飛びするだけでなく影が余計にくっきり表れてしまいます。しっかり影を消すには、天井に向けてストロボの光をあてると、光が天井から反射して背後の影を消してくれます。
天井バウンス ストロボ発光を被写体に直接当てずに、壁に反射させることで背後の影を消したり、被写体が明るくなりすぎないようにする撮影技法。外付けのストロボが必須の一眼レフカメラでは、最も基本的な技法のひとつ。
一眼レフでストロボを天井バウンスさせて撮影した画像は影が9割がた消えていましたが、ほんのうっすらと残っていました。これ、受付審査に通るかなとおそるおそる提出したところ、受付の人が「この写真はアプリで撮影しましたか?影がうっすら残っていますね」と指摘されました。
ああ、受付を拒否されるかなと一瞬覚悟しましたが、「影が残ってもいいならこのまま通しますけど?」と言われ、私は「どうぞどうぞ」と通してもらいホッとしました。

本籍を移したら戸籍謄本は必須、住民票は基本的に不要

私が前回取得したパスポートは2008年11月でした。今回、有効期限が10年だったパスポートを更新したのですが、この間に結婚して、妻の実家に本籍を移したため、妻の実家の自治体で戸籍謄本(450円)を用意してもらいました。
戸籍謄本を利用する上での注意点 戸籍謄本は6カ月以内に発行されたものを提出しなければならない。本人が取りに行かなくても、代理人や郵送でも受け取ることができます。ちなみに、有効期間内のパスポートを更新するなら、本籍地が変わらない限り戸籍謄本は不要となります。
戸籍謄本を用意した時に筆者がふと抱いた疑問は、戸籍謄本は必要なのに、住民票は必要ないのか、ということでした。
結論から言うと、住民票は基本的に必要ありません。パスポートの申請場所が現在住んでいる県内であれば、受付センターで住民基本台帳ネットワークを利用して現在の住所を調べてくれます。私の場合、受付時に記入用紙に名前と生年月日を記入したものを渡しただけで、受付時に処理をしてくれました。
管理人
自分が住んでいる都道府県以外で申請する時は、住民票が必要になるということだね

パスポート取得で年末は平日でも大混雑

私がパスポートを取得申請したのは、12月10日ごろ。年末年始に海外旅行へと出かけたい人が多いのか、旅券センターは多くの人でごった返していました。名古屋駅という利便性や地理的な要因もあったかもしれませんが、月曜日の午前11時ごろに来ても、なんと80人待ちの1時間45分もかかりました。
全ての受付センターで同じことをしているのかはわかりませんが、名古屋駅の受付センターでは、実際に書類を提出する前に、申請書類に不備がないかをチェックして、整理券を配布しています。
待ち時間があまりに長いので、待っている人の中には中抜けをする人もちらほら。しかし、中抜けしている間に整理番号が呼ばれ、いなければ次の番号に移ったため、少しだけ早めに回ってきてラッキーでした。
管理人
年末はすごく混むので、パスポートの取得申請はお早めに!

パスポートは一般旅券受領証、収入印紙・証紙と引き換え

パスポートとの引き換えに必要な受領証

パスポートとの引き換えに必要な受領証。今まで使っていたパスポートは穴を開けられた

自撮りの証明写真で冷や汗を書きましたが、なんとか書類審査をパスした筆者でした。
書類審査を通過すると、一般旅券受領証が手渡されます。パスポートの引き換えは申請から1週間後で、旅券受領証と手数料「収入印紙・都道府県収入証紙」と引き換えになります。
手数料として徴収される収入印紙・都道府県収入証紙の価格は、パスポートの取得年数、大人子供によって異なります。
  • 大人有効期限10年…16000円(収入印紙14000円、都道府県収入証紙2000円)
  • 大人有効期限5年…11000円(収入印紙9000円、都道府県収入証紙2000円)
  • 子供(12歳未満)…6000円(収入印紙4000円、都道府県収入証紙2000円)
使わないパスポートはどうなるの?

今まで使っていたパスポートは、受付で穴を開けられて使用できない状態で返却となります。

まとめ:パスポート取得に必要な書類を再確認

最後に、パスポートの取得に必要な書類をもう一度リストアップしてみましょう。

  • 申込書類(旅券センターや自治体窓口でもらえる)
  • 取得費用(引き渡し時に収入証紙で支払い)
  • 顔写真(サイズは縦45ミリ×横35ミリ)
  • 戸籍謄本(基本的に本籍地で取得、有効期限内で本籍地が変更していなければ省略可)
  • 住基ネットの申請用紙(パスポートセンターにて記入)
  • 【再取得の方】今まで使用していたパスポート

そうそう、証明写真としてプリントした顔写真は1枚しか使いません。でも、自分で切り取らずに、プリントされた状態で受付へと持っていけば、受付の作業で枠通りに切り取ってくれます。自分で切り取った写真を持参すると、必要なサイズより小さすぎたり、はみ出てしまうおそれもありますから注意してくださいね。

最後に、パスポートの申請は代理人が行なってもよいのですが、受け取りは必ず本人が行なってください。

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