夫婦でフィンランド旅行をする際に、筆者の妻はかなりフィンランドについて勉強していました。地球の歩き方やガイドブックを読み込んで、一冊のしおりにまとめるくらいの力のいれようです。しかし、実際にフィンランドに降り立つと事前学習をしたにもかかわらず、わからないことだらけ。最初の関門は、ヴァンター空港から降り立った直後。ヘルシンキまでの列車に乗るため、チケットを購入するのに四苦八苦しました。

フィンランドの券売機はここをチェック
  1. 水色の券売機はヘルシンキ近郊の公共交通用(HSL)、緑は遠方利用時の国鉄(VR)という違いを頭に入れておこう
  2. 最初の画面はフィンランド語で戸惑うが、英語に切り替えることができるので心配しないでほしい
  3. 空港からヘルシンキ中央駅へと行く電車(リングレール)は片道5ユーロ、ヘルシンキでの乗り物乗り放題券は24時間9ユーロかかる
  4. ユーロ紙幣が使えないHSL券売機がほとんどなので、カードを利用したい

HSLとVR…どちらの券売機を選べばいいの?

フィンランドの空の玄関口であるヴァンター空港に到着。入国審査にもあたふたしながら通過して、さあやっとフィンランドでの第一歩を踏み出せると思った矢先に問題が発生しました。それがフィンランドでの券売機問題です。

フィンランドの列車券売機

フィンランドの列車券売機。ヘルシンキ公共交通(左)と国鉄の2種類(右)がある

上記の画像はヴァンター空港で撮影した券売機ではありませんが(撮影場所はヘルシンキ中央駅)、8角形の輪っかにねじれが入った「ヘルシンキ公共交通(HSL)」と緑色の小ぶりな機械「VR」の2種類があります。ヴァンター空港でもこの2つは仲良くセットで並んでいたのですが、私たちはまずどちらの券売機でチケットを購入すればよいのかわからずに立ちすくんでいました。

ヘルシンキ行きならHSL、他方面ならVR

私たちは最初はHSLの券売機で操作してみたものの、5.5ユーロでヘルシンキまで行けると書いてあったサイト(Allabout」)の情報を頼りに、英語表示にもできる券売機ボタンを押してチケットを探すと…5ユーロのチケットはあるけど5.5ユーロのチケットはない!一体どうゆうことなんだと混乱しました。

HSLの券売機で目当てのチケットをみすみすスルーしてしまった夫婦。「どちらで購入しても同じなんじゃない?」と緑色のVR券売機のほうに立って操作しました。そこから詳細の記憶はちょっとあやふやなのですが、なぜかVRの乗車券を買う一歩手前まで行ってしまいました。こちらはクレジットカードのカードリーダーがあったので、さっそくカードをスッと通してみると…反応しない。妻が持ってたゴールドカードならどうだとくぐらせてみたら、今度は「PINコードを入力せよ」と暗証番号のようなもの?を要求されました。

PINコードってなんだ?

PINコードって暗証番号とどう違うわけ?帰国後に調べてみたら「PINコード=暗証番号」という認識でただしかったのですが、普段から暗証番号としか認識していなかったので困ってしまいました。北欧は現金よちもクレジットカードが重要視され、決済においてPINコードの利用は重要らしいのでカードの暗証番号はしっかり記憶しておきましょう。

PINlコードの意味がわからなかったこともあり、運良く(?)VRの券売機を利用せずに済んだ2人。再びHSLの券売機の前に立ってチケットの購入に挑戦してみることになりました。みなさんも間違えないように、以下の手順を参考にしてください。

HSLの券売機。ヘルシンキ近郊への移動につかうならこちらでチケット購入を

HSLの券売機。ヘルシンキ近郊への移動につかうならこちらでチケット購入を

券売機は最初に言語を選択。下部にあるイギリスのマーク(英語)を選びましょう。画面はタッチパネルではなく横にある丸ボタンを押すことで次へと進めます。

HSL券売機2

言語(英語)を選んだら右側にあるシングルチケットかデイチケットのどちらかを選択

「Select function」では右側にあるシングルチケットとデイチケットのどちらかを選んで購入することができます。上記の画像ではデイチケット(一日券)のボタンを押そうとしていますが、これは一日券を買った時の画像です。単にヴァンター空港からヘルシンキ中央駅に行きたいのであれば、シングルチケットで十分です。

HSL券売機2

年齢の区分とヘルシンキ市内のみかヘルシンキと周辺都市を含むチケットかを選択。行きたい範囲によって値段も変わってくる。

すると、画面右側に年齢区分の選択ボタンが登場します。「ヘルシンキ・大人」「ヘルシンキ・7〜16歳の子ども」「ヘルシンキと周辺都市含む・大人」「ヘルシンキと周辺都市含む・7〜16歳の子ども」の4択が出てくるので該当するボタンを押します。単純にヘルシンキへ行きたいのであれば「ヘルシンキ・大人」でよいのではないでしょうか。

HSL券売機3

HSL券売機3

こちらもデイチケットを買った時の画像になります。1日券は9、2日券は13.5、3日券は18、4日券は22.5、5日券は27ユーロとなっていました(2017年1月現在)。ちなみに図書館で借りた2014年版の地球の歩き方では、1日券が8、3日券が16ユーロとなっていたので値上がりしていることになります。古い情報だと実際に訪れてみたときに価格が変わってびっくりすることがるので注意が必要ですね。

HSL券売機4

HSL券売機4

最後にチケットの種類と現金、クレジット、トラベルカードで買うかを選択するのでこちらもボタンをポチッ。ちなみに、画像ではヘルシンキ市内のみ、現金での購入を選択するところです。

HSL券売機5

HSL券売機5

最後にお金を投入。手は小銭を入れているところです。ちなみに、手の上に書いてある「Lippu-automaatti」とは切符販売機を指します。これで無事にチケットを購入することができました。

購入したチケットはフィンランド語とスウェーデン語ばかりで意味がよく理解できないという方のために、帰国後に意味を調べておきましたので参考にしてください。

ヘルシンキ公共交通チケット

ヘルシンキの公共交通チケットに書かれた言葉の意味を調べた

2017年2月8日
トラムで購入した公共交通の一日券

購入した公共交通のデイチケット(一日券)

久しぶりの海外だから慣れないせいなのか、チケット一つ買うにも苦労の連続。二人はぐったりしてホテルへと駆け込みました。あらかじめ勉強していてもこんなに混乱するのですから、何も知らないで行くと…恐ろしい。一生懸命調べてくれた妻には感謝の言葉しかありません。

今回の旅ではHSLしか使いませんでしたが、また旅行する機会があったらVRにも乗ってみたいですね。百聞は一見にしかず。こうゆうのは慣れが肝心だとつくづく実感しました。

フィンランド交通の券売機デザインが変更されていた

(2018年2月10日更新)

2017年に続いて18年もヘルシンキ旅行に来ましたが、空港でつまづいたあの券売機のデザインがこの1年の間に一新されているではありませんか!

2018年に訪れた際のフィンランド公共交通の券売機のデザインが変わっていた

2018年に訪れた際のフィンランド公共交通の券売機のデザインが変わっていた

管理人
これじゃあ今まで書いたことが台無し…?

うーん、役に立たないなんてことないけど、正直戸惑いがありましたので、変更点を大まかに紹介したいと思います。

【変更点1】ボタンを押すのではなくタッチパネルになった

画面の下部には「IN English」と書かれているので、英語で購入することができる

画面の下部には「IN English」と書かれているので、英語で購入することができる

いきなりフィンランド語で戸惑うこと間違いなしの画面でうが、下をよく見ると「In English」と書かれているので、今まで同様、英語で購入することができます。

シングルチケットかデイチケットのどちらかを購入するかを選択するのは前回の券売機と同じです。

ボタンを押して英語の画面で購入することができるようになった

ボタンを押して英語の画面で購入することができるようになった

【変更点2】地域選択画面が増えた

どこまで移動するかを選択する画面に映ります。今回はヘルシンキに行くだけなので「Regional(右上)」を選択しました。広範囲を移動したい方は「2-zone」「3-zone」を選択しましょう。

これは新しく追加されたので戸惑いましたが、「1つの地域だけ行く」という目的ははっきりしていたので、「2-zone」「3-zone」は除外すればよいと思いました。

あとは大人と子供の人数を足せば、右下に合計金額が算出されます。

大人と子供、人数の選択をすれば合計金額が算出される

大人と子供、人数の選択をすれば合計金額が算出される

支払い方法は今までと同じです。現金かカード、トラベルカードで買うかを選択しましょう。

支払い方法を選択する画面

支払い方法を選択する画面

【変更点3】お金の投入口を教えてくれる

お金の投入口などを画面で教えてくれる

お金の投入口などを画面で教えてくれる

これも前回にはありませんでしたが、なぜか丁寧にお金の投入口を教えてくれるようになりました。硬貨よお札、カードの投入口しかないので、わざわざ知らせる必要はないとは思いますが…。

下はユーロ紙幣を投入しているところの写真です。今回はヘルシンキまで(5ユーロ)×2人分の10ユーロを支払いました。

券売機にユーロ紙幣するところ

券売機にユーロ紙幣するところ

紙幣での支払いができない券売機がある

ヘルシンキ市内を歩いていると券売機はたくさん出会うのですが、なぜか紙幣で支払えない券売機に出会います。これがすごく不便で、硬貨やカードで支払わなければならないのです。
フィンランドというか、北欧自体がカード社会なので現地の人々は紙幣を使わないのでしょうか…?いずれにしろ、観光するみなさんはお気をつけください。

券売機で無事に購入完了

支払いを終えた後に出てくる画面

支払いを終えた後に出てくる画面

紙幣の投入を終えると、上記のような画面が出て来ます。「この後にチケットが印刷されて出てくるのでお待ちください」と英語で出ています。

無事にチケットを購入することができました。アドリブに弱いのでちょっと仕様が変更されるとあたふたしてしまいましたが、前回ほど困らずに対応できました。

無事にチケットが出て来ました

無事にチケットが出て来ました

管理人
フィンランドは訪れる度に価格などが変わっているから気をつけてね!

【必読:2019年の列車券売機変更点】

2019年1月に3度目のフィンランド訪問を果たしました。毎年のようにヘルシンキを訪問していると、周囲の景色も少しずつ変化しているのがわかります。もちろん、HSLの券売機事情も刻一刻と変化していたのでご報告します。

【変更点1】紙幣が使えない券売機がほとんどだった

ヴァンター空港地下の駅プラットホームにあるHSL券売機

ヴァンター空港地下の駅プラットホームにあるHSL券売機

HSLの列車券売機でチケットを買おうとすると、ユーロ紙幣を投入することができない機械が多いことに気づかされます。紙幣の投入口そのものが見当たりません!

券売機に投入できるのは、ユーロコインとクレジットカードだけ。紙幣派の観光客にはなんとも痛い仕打ちです。

今回の旅の中で、唯一ユーロ紙幣が投入可能な券売機を見つけました。それは、ヴァンター空港地下のHSL列車ホームに置かれた券売機だけでした。スタート地点だから、HSLも多少の配慮をしているのでしょうか…。

スタート地点ではユーロ紙幣が使えたので、今年は特に変化はないかと思いこんでいましたが、ヘルシンキ市内の多くは紙幣が使えない券売機ばかりです。

【変更点2】ヴァンター空港内の列車券売機が無くなっていた

いつも置かれていたヴァンター空港内の列車券売機が撤去されていた

いつも置かれていたヴァンター空港内の列車券売機が撤去されていた

ヴァンター空港からHSLの列車に乗る際に、地下へと降りるエスカレーター前にあった列車券売機が消えていました。

掲示されていた張り紙の下部に、英語で何か書かれていました。

「券売機は駅のプラットホームにあります。HSL券売機はヘルシンキ地域、VR券売機はその他のフィンランド地域向けに発売されているチケットです」

理由は不明ですが、HSL列車のプラットホームには券売機が2台ありますので、そこで購入すればよいでしょう。

チケットはカウンターでも販売している

HSLの列車券売機はユーロ紙幣が使えないので、紙幣だけしか持っていない観光客はどうすればよいのか。答えは、HSLのカウンターでチケットを買えばよいのです。

ヘルシンキ中央駅から地下鉄(METRO)へと続く地下に、HSLのサービスカウンターがあります。カウンターに入ったら予約番号の発券を受け取り、対面でチケットを購入することができます。

券売機は紙に印字、対面購入だとカード型

対面販売で購入したカード型の券売機。列車内の機械にかざしてから入る

対面販売で購入したカード型の券売機。列車内の機械にかざしてから入る

対面でチケットを購入した際は、HSL券売機から発券されるのとデザインが異なります。券売機は紙に印字されたものなのですが、対面で購入するとカード型のチケットになります。

紙のチケットはそのまま電車に入れるのですが、カード型は列車内にあるカード読み取り機にかざしてから乗りましょう。機械にかざさなければならないのは、乗車時間を記録するためです(乗車には制限時間があります)。紙のチケットは、購入時間=乗車時間となります。

別に機械に通さなくても良さそうなのですが、万が一チェックされた時に面倒なことになりそうなので、一応機械に通しておきましょう!

8 件のコメント

  • 具体的な情報が、わかりやすい文章で語られていて、とても感謝しながら読ませていただいてます。ヘルシンキに行きたい思いが自分の中で高まっている今日この頃、チケットの買い方や免税の手続きなどなど、ほんとうに役立つ情報をありがとうございます。

  • コメントありがとうございました。実際に行ってみないとわからないことだらけですよね。フィンランドは物価はすごく高く感じましたが、フィンランド発のブランドを買うにはすごくお得と感じたので、満足できると思います。治安もよいですし、きっと良い旅になりますよ!

  • 昨夜からヘルシンキに来ており、今からリングレイルライン に乗ろうとしてこちらのページにたどり着きました。詳細な説明を有難うございます。とてもとても参考になりました!

    • お役に立てたというコメント、大変励みになります。私も先月ヘルシンキに行きましたが、初心者には乗り物のルールは非常にわかりにくいです。気を付けて旅をお楽しみください。

  • はじめまして^ ^
    すごくわかりやすく説明されててありがとうございます!
    六月にヘルシンキ旅行を控えています。
    今回、ヴァンター空港でデイチケットを購入してバスで中央駅まで行こうとしてました。

    バス乗り場付近にも自販機はあるのお分かりでしょうか?m(__)m乱雑失礼致します。

    • ぷりんさん、はじめまして。サイトをご覧いただき、コメントもありがとうございます。
      こうした声をいただけることが、自分にとって一番励みになります。

      さて、ヴァンター空港でバスをご利用になられるとのことですが、デイチケットをご利用になるということは、おそらく市バスのことでしょうね。
      あいにく市バスは利用した経験がないため乗り場に自販機があるかどうかはわかりません(たぶんバス乗り場にあるとは思いますが…)が、バス車内でもチケットを購入できるはずです。
      ただし、車内購入の場合、価格は券売機よりも0.5ユーロほど高いと思われます。2019年1月当時、デイチケットは券売機で5ユーロで購入できましたが、値上げしている可能性もあります。

      バス乗り場は、ターミナル2(国際線ターミナル)の出入り口から右手方向にあります。
      市バス415番、615番を利用すれば、中央駅付近まで1時間弱で行けるでしょう。
      車内アナウンスがないため、地図や路線図をあらかじめ入手しておいた方が無難かもしれません。ちょっぴりハードル高そうですね(汗)

      同じ場所に中央駅直通のフィンエアー・シティー・バスの乗り場もありますが、こちらは片道6.7ユーロ(2019年1月当時)なので、ちょっと高めですが、30分程度で着くそうです。
      ヘルシンキ・カードを持っていたら4ユーロに割引となるそうですが、ヘルシンキカードは高額なので、美術館めぐりをしたい方以外はおすすめできません。

      私は出だしでつまづいて散々な目に遭いましたので、どうか快適な旅となれることをお祈りしています。

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