フィンランドではジュースの缶やペットボトル、瓶をリサイクル機に投入すると、金券として戻ってきます。金券をつかえばスーパーで食料などを購入することができるのですから、環境と家計に優しいことこの上なし。ヘルシンキで実際に利用したすごいリサイクル機の体験記を書きます。

フィンランドのリサイクル文化要点

 

フィンランド語で「PANTTI」は預かり金

ヘルシンキでの旅行期間中、私たち夫婦はホテルで食べる軽食をスーパーマーケットで購入しました。(フィンランドでのスーパー体験記は以下のリンクから)

フィンランドの食生活は?観光ついでにスーパーを見学

2017年3月14日

のどが渇いたと思い、飲み物のコーナーに立ち寄ると、思わず目を留めた飲み物はこちら。

ムーミンのジュース

ムーミンのジュース

そう、フィンランドが世界に誇るムーミンがデザインされた缶ジュースです。こんなところにまでムーミンが登場するなんて、さすが母国です。ただ、今回アピールしたいのはムーミンではありません。

ジュースの缶の上部(赤い地に白文字)に、何か書かれていませんか。

「PANTTI・PANT 0.15ユーロ」と書いてありますね。察しはつきますが、気になったのですぐに調べてみました。

「PANTTI」とは「預金」という意味。つまり、缶をリサイクルするとデポジットされていた缶の代金0.15ユーロが金券として返ってくるというわけです。

昔、瓶のコーラを飲み終えて購入した駄菓子屋さんに持っていくと10円が返ってきたという思い出がある方も多いでしょう。それと同じことです。

フィンランドのリサイクル機の使い方

管理人
へえ、フィンランドでは缶をリサイクルすればお金が返ってくるんだ。それじゃ試しにやってみようか

そんなわけで、さっそくリサイクルを実行してみようと飲み終えた缶を手に再びヘルシンキのスーパーへ。

しかし、筆者の足はスーパーの前でピタリと止まりました。

管理人
ところで、容器はスーパーのどこでリサイクルしているの?

別にレジに空き缶を出してもお金を出してくる気配はなさそうだ。疑問に思いながらもスーパーの周りをしばらくうろうろしていると、市民がガッコンガッコンと空き容器を機械投げ入れているところを目にしました。どうやらこれがリサイクル機らしいのです(外観は撮り忘れてしまいました)。

容器のリサイクル機

容器のリサイクル機

タッチパネルで言語選択

リサイクル機は最初に言語の選択から始まり、国旗別のタッチパネルを押す。見た感じでは英語やフィンランド語、ロシア語、スウェーデン語も対応しているようだ。筆者は英語しかわからないのでポチッとスタート。

容器リサイクル機に缶を投入

容器リサイクル機に缶を投入してみた

リサイクル機に缶を投入、金額が表示

そして、画面の左側の丸い穴に缶を投入してみた。すると、リサイクル機が缶を自動判別して数をカウントしていく。同時にsum(合計)が0.15ユーロと表示された。

もう1つ缶を投入して、2缶の合計は0.3ユーロとなった。

リサイクル機に2つの缶を投入

リサイクル機に2つの缶を投入

支払いボタンを押すと領収書が出る

ここで缶がなくなったので右下のPayout(支払い)を押してみた。

すると、Please wait for receipt.(領収書が出てくるのでお待ち下さい)との表示。

リサイクル機でペイアウト

リサイクル機でペイアウト

領収書をレジで出したら割引となる

リサイクル機から領収書が出てきました!これで買い物をするときにレジに差し出したら、支払額から0.3ユーロが引かれました。

リサイクル機から出てきた領収書

リサイクル機から出てきた領収書

今回はリサイクル機に缶しか投入できませんでしたが、画像に映っていた通り、ペットボトルや瓶も投入できるようです。

リサイクルをすればお金に変わるフィンランド

缶よりペットボトルや瓶のほうがリサイクル料金が高いか安いかはわかりませんでしたが、缶を投入するだけで日本円にすれば15円程度が返ってくるのですから、みんなポイ捨てせずにリサイクルしようとしますよね。

日本ではこうした資源はゴミ捨て場やくずかごに入れるだけで、全然お金になりません。もっと日本でもリサイクルをすればお得なんだという文化が醸成されればよいのになと感じたフィンランド旅行となりました。

日本製ペットボトルはリサイクル機に反応しなかった

(2019年6月追記)

筆者は、3度目のフィンランド旅行でふと思いつきました。

管理人
日本から持ち込んだペットボトルをリサイクル機に入れたら、金券はもらえるのだろうか?

そこで、旅行用に買ったジュースをリサイクル機の投函口に入れてみましたが、リサイクル機はウンともスンともいいません。規格が異なるからなのか、日本のペットボトルは受け付けてもらえませんでした。仕方ないので、ペットボトルはホテルで捨てました。

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