フィンランドへ行く目的が観光ではなく、ショッピング目的の場合、どの季節に行くのが最も安いのでしょうか。

観光客が少ない閑散期を見つければ、航空券やホテルの需要も少ないとも考えましたがそうとは言い切れないようです。

結論からいえば、一番の狙い目はフィンランドのバカンスシーズン である7月を狙うのが良さそうです。

秋口と真冬はオーロラの時期なので人気?

フィンランドに来る観光客の目的といえば、日本人にとって最もメジャーなのはオーロラです。

晴れていて、かつ暗さが十分でなければ見ることができず、常に天候に左右されがちなのです。

概ね夏季期間にあたる5〜8月を除けば、北部のラップランドなどで見ることができるでしょう。

年末年始を利用してオーロラを見に行きたいという方も多いでしょうが、この時期はちょうど天候が崩れやすいために遭遇できる確率が下がります。

このため、秋口(9〜10月)と冬でも比較的天候の良い日が多い真冬(2〜3月)が観光にはおすすめといわれています。

詳しくは下記のリンクをご覧ください。

最もホテルが高額な時期は8月

では、フィンランドへの旅行が最も高額となる季節は秋口と真冬なのかといえば、そうとは言い切れないないようです。

私が調べたところ、最も高額となるのはオーロラを見ることができない8月でした。

調べた期間がお盆の時期で絶好の旅行シーズンであることが理由であると考えられます。

7月はバカンスシーズンでホテルが安い

夏の中でも特に安いのは7月でした。なぜ人気がありそうな7月の旅行日が安く設定されているのでしょうか。

その理由は、フィンランドが7月をバカンスシーズンとしているからです。

バカンスシーズンはホテルの値段が3〜4割程度安くなるため、お得に旅行ができるのです。

11月は不人気な「死の月」

旅行費用の目安として参考にしたのが旅行予約の定番サイト「エクスペディア」です。

航空券とホテル代金が合算されてお得に旅行を楽しめるサイトとして世界的な人気を誇ります。

このエクスペディアで3泊5日の宿泊金額(1人当たり)で安い季節、高い季節はどこなのかを探してみました。

公平を期すため同じホテルを選択し、繁忙期を除いた各月上旬の日曜から木曜を抽出してみました。

※執筆時期が1月末だったため、来年1月の旅行料金は選択できませんでした。価格は調査時期によって需要が変動し、価格も変わる可能性があります。

2月5〜8日の価格

2月5〜8日の価格

3月5〜8日の価格

3月5〜8日の価格

4月2〜5日の価格

4月2〜5日の価格

5月7〜10日の価格

5月7〜10日の価格

6月4〜7日の価格

6月4〜7日の価格

7月2〜5日の価格

7月2〜5日の価格

8月6〜9日の価格

8月6〜9日の価格

9月3〜6日の価格

9月3〜6日の価格

10月1〜4日の価格

10月1〜4日の価格

11月5〜8日の価格

11月5〜8日の価格

12月10〜13日の価格

12月10〜13日の価格

2〜12月の旅行料金を比較してみると、料金が最も安いのが11月。続いて5、7、4、10、12、6、2、9

、3、8月の順となりました。

最も安い11月と最も高い8月では4万円近く差が発生していることがわかります。

なぜ11月がここまで安いのか。フィンランドでは11月が「死の月」と呼ばれています。本格的に寒くなる時期で、オーロラもよく見えず、大きなイベントもないから観光客に不人気との理由で安くなるといわれています。

ゴールデンウイークは同時期と比べて5万円高く

ちなみに繁忙期にあたるゴールデンウイークとお盆の価格も比べてみましょう。

5月2〜6日(ゴールデンウイーク)の価格

5月2〜6日(ゴールデンウイーク)の価格

8月12〜15日(お盆期間)の価格

8月12〜15日(お盆期間)の価格

得にゴールデンウイークは少し時期を外しただけで5万円近く差が発生しています。当然かもしれませんが、繁忙期の旅行は避けたほうがよいということになるでしょう。

まとめ

オーロラを見たい方にとってお得に旅行ができるのは10〜11月がおすすめ。夏場は旅行費用が高額になり、春先も繁忙期を除けば比較的安価となる傾向にあるようです。オーロラに適した2、3月も高めでした。夏場に行くなら8月は避けて7月あたりが安いようです。

ちなみに、私は上記で紹介した同じホテルに1月22〜25日の日程で宿泊して9万5000円。年末年始直後もかなり安く、春節が始まる1月末から2月上旬とかぶらないように旅行すれば、ホテルや航空券の需要も比較的少ないと考えられます。

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