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ヘルシンキは一風変わった教会があることでも有名な都市です。特に変わっているのはテンペリアウキオ教会。巨大な岩盤をくりぬいてつくられた「岩の教会」として、ヘルシンキ屈指の人気観光スポットとなっています。今回は旅行を通じてテンペリアウキオ教会の様子を紹介します。
- 世にも珍しい岩をくり抜いた洞窟教会
- 拝観料は3ユーロだが、ヘルシンキカードなら無料
- 天井だ数百キロの銅板、天井を支える柱とガラスから光が差し込む
- コンサートホールとしても使われている
テンペリアウキオ教会は「洞窟教会」
テンペリアウキオ教会は、世にも珍しい花崗岩をくりぬいた「洞窟教会」です。この斬新なデザインの教会はデザインコンペを経て1969年に建設されました。ただ、1930年代にはすでに建設案があり、第二次世界大戦で計画が中断されたそうです。
筆者はヘルシンキを一周するパノラマオーディオバスツアーの中で40分間立ち寄りました。
上記のバスツアー(32ユーロ)が無料となったヘルシンキカードは、テンペリアウキオ教会の拝観料でも使うことができて、拝観料3ユーロが無料になります。ヘルシンキカードとは何かを知りたい方は、過去に書いた記事をご覧ください。
テンペリアウキオ教会の内部
観光バスツアーの一環で、ヘルシンキ市街地西部にあるテンペリアウキオ教会の入り口までやってきました。一枚の巨大な花崗岩と、うず高く積まれた石垣の様子は、一般的な教会のイメージとはあまりにかけ離れています。テンペリアウキオ教会が見当たらない…などと迷わないでくださいね。
テンペリアウキオ教会の内部に入ると、赤黒いドーム型の天井と、むき出しの岩の間に挟まれたガラスから光が差し込んで、ほどよい明るさを保っています。屋根を支えている柱は180本あるそうです。
バスツアーの日本語ガイドで学んだ豆知識ですが、円盤(ドーム)状の屋根は数百キロの銅でできているそうです。フィンランドの主要鉱産物は銅が最も多く、テンペリアウキオ教会はフィンランドのデザイン力と大量の銅という国力が結集してできた建物なのです。
テンペリアウキオ教会でのコンサート
テンペリアウキオ教会にはグランドピアノが置かれており、教会行事だけでなくコンサートホールとしても活用されています。グランドピアノの側にはPAも置かれており、想像以上に本格的です。
私が教会を訪れた際にはピアノは使われていませんでしたが、代わりにギターを持って歌っているおじさんがいました。
岩や銅で造られた教会はよく響くらしくコンサートにはうってつけ。観光客は長椅子に座ってじっと歌手の美声を聞き入っていました。
テンペリアウキオ教会は2階からの眺めが良い
テンペリアウキオ教会は全景が見える2階からの眺めが最もよいと思います。ただ、最初は2階へ通じる階段を見つけることができず、どう行けばよいのかわかりませんでした。
テンペリアウキオ教会の2階へ通じる階段は出口付近にあり、コンサートホール側にはありませんので注意しましょう。
- 住所:Lutherinkatu3
- 電話:(09)2340-6320
- 開館時間:5・9月は9:30~17:00(日曜は12:00~)、6〜8月は9:30~17:30(金曜は20:00まで、日曜は12:00〜17:00)
- 休館日:教会行事中(土日は行事が多いため見学時間が変更されることもあるという)
- 料金:3ユーロ(ヘルシンキカードなら無料)
- 最寄駅:トラムで1・2番に乗りkauppakokeakoulutで下車し、徒歩5分。またはパノラマ・オーディオ・バスツアーの途中でも見ることができる。
冒頭でもお話ししましたが、ヘルシンキにはさまざまな教会があります。ほとんどが無料で入ることができるので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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